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うっかり八兵衛 (指宿市)

うっかり八兵衛
(指宿市)

ご紹介する店舗では、国及び自治体が示す新型コロナウイルスガイドラインに則り、
換気や消毒等に配慮して営業を行っております。
感染状況によって営業時間に変更がある場合がございますので、
ご来店の際は事前のお問い合わせをお願いいたします。

駅前通りに光を灯す、焼酎好きが集う店

全国屈指の温泉リゾート地・指宿いぶすき。薩摩半島の最南端に位置し、県内一の源泉数や湯量を誇る温泉地であり、グルメや南国情緒あふれる街並みも人気で、日本中・世界中から観光客が集まります。

そんな温泉郷の玄関口でもある JR 指宿駅を出てすぐのところに、提灯の優しい灯りが燈る居酒屋「うっかり八兵衛」はあります。テレビドラマ「水戸黄門」でお馴染み、食べることが大好きで、周りを和ませる陽気な町人「八兵衛」から名前を拝借したそうです。

提灯に浮かぶメニューに心躍ります♪

石畳を渡り、背の低い昔ながらの勝手口から店に入ると、温かな光とレトロな調度品に囲まれた居心地良さそうな空間が広がります。

調理場を囲むカウンター席の前や壁には、気になる焼酎銘柄がずらり。

気候の良い時期にはガラス窓を開放し、石畳の露天席も登場。寒い時期にはコタツ席も利用できます。

卓上のキャンドルがゆらゆら揺れて、雰囲気は抜群。

美容室の跡地をおでん屋が継いだ後、長らく空き店舗になっていたというこの場所。建物も古く、買い手もなかなか見つからない中、地元で家族温泉「野の香」や古民家カフェ「梅里ばいり」も手掛けていた女将の今奈良恵さんが一念発起。「駅前の寂れた空き店舗を、あかりの灯る明るい場所にしたい」と3年かけて大改装し、2017年12月、開店にこぎつけたそうです。

改装前からの変わりように驚きを隠せません!

「街の人に、ありがとうと言ってもらえました」と当時を振り返る今奈良さん。今では、2日連続で訪れる観光客がいたり、“ファンクラブ”を名乗る常連客がいたりと、「女将」と呼ばれ親しまれている今奈良さんのパワフルで明るい人柄も相まって、すっかり駅前の名店になりつつあるようです。

女将の今奈良恵さん

一合徳利の焼酎セットで、自分好みの飲み方を。

両親が魚屋を営んでいたことから、「父が切る魚や、おいしい郷土料理と一緒に、大好きな焼酎を提供したい」と店を始めたという今奈良さん。焼酎は、地元の銘柄を中心に40~50種類を取りそろえ、1合(180ml)ずつ、ストレートを徳利で提供しています。「焼酎は働く皆のためのお酒だと思うんです。だから手ごろな価格で提供したくて、面倒でもお客様に作ってもらっています」とのこと。

氷や水、お湯、炭酸水などが付いた焼酎セット

焼酎のボトルには1本ずつ手書きのラベルを掛け、味わいや特性について紹介しています。「私はロックが好きなので、焼酎を堪能するならロックをすすめたいところですが…(笑)」お客様の好みに合わせて、銘柄や飲み方を提案しているとのこと。

季節や数量限定ものなど、女将が飲みたくて仕入れた銘柄も充実。

若い人を中心に炭酸割りが焼酎入門編として人気を集めていますが、中にはロックでいろいろと飲み比べを楽しむツウな女性もいるとか。「頼もしいですよね(笑)地元の良いお酒をどんどん知ってもらいたい。お酒が苦手な人でも、会話や食事を通じた人との出会いは素敵な思い出になるはず。そんなきっかけを作れる居酒屋であれたらと思います」と話してくれました。

指宿産鰹節の旨みが決め手!女将の絶品料理とイチ押し焼酎

「うっかり八兵衛」ではお通しがない代わりに、まずは「おでんで1杯」をすすめています。日本一の生産量を誇る指宿市山川町の本枯節ほんかれぶしで出汁をとった黄金スープでじっくり煮込んだおでんは、お店の名物メニュー。本枯節特有の香味と、コクのある旨みは別格です。

鰹節の最高級品と言われる本枯節を使ったおでんスープ

おでんに合わせる最初の1杯におすすめしてもらったのが、地元の中俣酒造が造る「薩摩桐野」。今奈良さん曰く、「隠れた銘酒」。今は亡き黒瀬杜氏が、半世紀以上にわたる杜氏人生の集大成として完成させた1本だそうです。南薩摩産のコガネセンガンと、麹米に最高級の「山田錦」を使うなど原料にこだわり、甕壺仕込み・甕壺熟成による、骨太でふくよかな旨みを感じる味わいに仕上がっています。

ロックに「ちょい水」で(少し水を足して)、香りを立てて飲むのがおすすめ。おでんのホッとするような優しい味わいに、ガツンと濃い目、冷え冷えの焼酎がベストマッチ。さっそく良い気分に仕上がりそう!

知覧の卵、喜入の玉こんにゃく、自家栽培のおでん大根など

次に、元魚屋の目利きが光る自慢の海鮮メニューはいかがでしょうか。鮮度と質にこだわった刺身盛合わせや浜焼きは、来店客がほぼ100%注文すると言います。

指宿近海で獲れた鮮度抜群の魚介

白露しらつゆ酒造の「白露黒麹」、吉永酒造の「利八黒」など、まろやかでやわらかい味わいと余韻が特長の黒麹仕込み焼酎をお湯割りで合わせることで、魚介の旨みがさらに引き立ち、おいしくいただけます。

貝類はグツグツしてきたところで醤油を垂らしていただきましょう。

本枯節の出汁や黒砂糖を使った郷土料理、黒豚角煮には、季節限定酒を一緒にどうぞ。角煮は、ホロッとトロッとやわらかく煮込まれていて、南国特有の甘めの味付け。新焼酎をお湯割りでいただけば、華やかな香りが口いっぱいに広がり、“口福”感を味わえるでしょう。この日は南九州市の知覧醸造「武家屋敷 旬酒」や、尾込商店の「さつま寿 旬」、白金酒造(姶良郡)の「五代目和助 本にごり」のラインナップをいただきました。

季節限定酒は、その時期にしか味わえない銘柄をそろえています。

指宿の新ご当地グルメ「指宿からあげ(いぶから)」は、味付けに本枯節を使った産地ならではの贅沢な一品!本枯節の出汁入りマヨネーズ、さらに削りたての鰹節を上からまぶしていただきます。

目の前で削ってくれます!

今奈良さんがおもむろに出してくれたのは、知る人ぞ知るオガタマ酒造(薩摩川内市)製造の「無瀬の浜亀」。指宿の最南端、長崎鼻にある「ながよし酒店」が販売する銘柄です。辛口でのどごしが良く、だけど雑味のないまろやかなコクも楽しめる甕壺仕込み焼酎を、シュワッと炭酸割りで合わせました。

唐揚げツウと焼酎ツウを唸らせた逸品コンビをぜひ。

「どの蔵も、趣向を凝らした焼酎を造っています。ぜひ温泉と、美味しい料理と一緒に楽しんでほしいです」とメッセージを残してくれた今奈良さん。これから先何十年と「八兵衛」のように末永く愛される店になるに違いありません。

「指宿は最高の飲み場所ですよ!」
黒じょか
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