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杜氏・山田 和磨さん 株式会社霧島町蒸留所

杜氏・山田 和磨さん
株式会社霧島町蒸留所

霧島の大地に抱かれた、美しい蔵

霧島連山の雄大なシルエットを背景に、豊かな自然の中に佇むのが、創業115年を迎える「霧島町蒸留所」です。目の前を流れる霧島川や、四季折々に表情を変える山々に囲まれたそのロケーションは、焼酎蔵とは思えないほど美しい景色を見せてくれます。

施設を訪れると、どこからともなく軽やかなメロディが聞こえてきます。これは創業110周年の際に作られた「仕込み唄」です。一度聴くと耳に残る温かな歌は厳しい仕込みの現場にも明るい雰囲気をもたらし、造り手たちの心と焼酎を優しく繋いでいるかのようです。

館内には焼酎造りを分かりやすく紹介するイラストパネルも展示されており、スタッフによる丁寧な蔵見学も人気。8月半ばからの仕込み時期には、蒸し上がる芋の香りや職人たちが作業する様子を間近で見ることができます。

この伝統ある蔵で、日々焼酎造りと向き合っているのが杜氏の山田和磨さんです。山田さんがこの世界に足を踏み入れたのはわずか20歳のとき。以来、この地で伝統の技を受け継ぎながら経験を重ね、今年で14年目を迎えます。

日々おいしい焼酎造りに取り組んでいる杜氏の山田さん

思わずカメラを向けたくなる風景が広がり、記念撮影を楽しむ来訪者も多い

敷地内には、霧島市特産のブルーベリー畑も。地域を盛り上げたいという想いから、ブルーベリー酒の仕込みも行っている

焼酎に詳しくない方でも楽しめるよう、イラストで分かりやすく説明しているパネルなども用意

伝統のかめ壺仕込みが生む「明るい農村」

霧島町蒸留所の焼酎造りの根幹にあるのは、創業当時から変わることのない伝統製法かめ壺仕込みです。創業当時の100年以上前から蔵で受け継がれてきたかめ壺を今なお使い続け、ひとつひとつの工程を丁寧な作業で積み重ねています。その最前線に立つ山田さんは、これまでの「経験」と「感覚」を頼りに、焼酎造りに励んでいます。機械の数字だけでは計れない、長年培ってきた職人ならではの細やかな目配りが、長く愛され続ける味わいを支えているのです。

また、焼酎の個性を決定づける最も重要な要素である「水」にも並々ならぬこだわりを持っています。仕込みに使われるのは、霧島連山が長い年月をかけて育んだ地下水。柔らかくも芯のある味わいは、この土地ならではの自然の恵みから生まれています。

丁寧な手入れを重ねながら、大切に使い続けられているかめ壺

代表銘柄「明るい農村」には、「よき焼酎は、よき土から生まれ、よき土は、明るい農村にあり」という想いが込められています。雄大な自然の中で人が土と真摯に向き合い、丹精込めて育てたサツマイモや米からこそ、本当に美味しい焼酎が生まれる。その豊かな大地への感謝と、「よき焼酎」を未来へ繋いでいきたいという願いが込められた銘柄です。

口に含んだ瞬間に広がるふくよかな芋の香りと、すっきりとした喉越しの良さが特徴で、「鹿児島県本格焼酎鑑評会」では19年連続入賞という快挙を成し遂げています。

霧島町蒸留所で焼酎造りを支えている蔵のみなさま

焼酎の梱包作業も一本一本丁寧に手作業で行われている

また、蔵の売店限定で販売する長期熟成「明るい農村クラシック 豊穣の実り」や、霧島で収穫されたサツマイモを使った「百姓百作 霧島芋」など、芋本来の豊かな風味を存分に楽しめる特別な一本におすすめです。それぞれに異なる香りや味わいがあり、料理との組み合わせによって、焼酎の魅力はさらに奥深いものになります。

売店の限定焼酎

蔵の売店では、地元特産の霧島茶を使用した焼酎やブルーベリー酒など、多彩な銘柄も販売

窓際のカウンター席は、じっくりと試飲を楽しめる特等席

銘柄比較表で自分に合った焼酎を見つけられる

お酒が飲めない方やドライバーの方も楽しめるよう、仕込みに使われる地下水の試飲も

鹿児島の伝統的な酒席の遊びである「なんこ」

霧島の地鶏料理と焼酎の最高のペアリング

今回おすすめの肴としてご紹介いただいたのが、蔵から車で5分ほどの場所に店を構える「みやま本舗 霧島店」の地鶏料理です。

鹿児島のブランド鶏である「黒さつま鶏」をはじめ、厳選された上質な鶏肉に定評があるみやま本舗。地元の方はもちろん、観光客や海外からのお客様も絶えない人気店で、県内に4店舗を構えます。

山小屋風の佇まいが印象的な霧島店は、みやま本舗の1号店

子ども連れでもゆったりと過ごせるよう、座敷席とテーブル席を完備

新鮮な鳥刺しから香ばしい焼き物まで、多彩な鶏料理を堪能できる中、山田さんのおすすめは、部位ごとの食感と旨味が楽しめる「7種の焼き物」と、鶏の旨みが凝縮された「とりめし」の2品です。

「7種の焼き物」は、自分たちの手で焼き上げて楽しむスタイルです。香ばしい香りが立ち込めるなか、好みの焼き加減でいただく鶏肉は格別です。心地よい歯ごたえがある鶏肉は、噛むほどに鶏本来の濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。

味付けは、食欲をそそるニンニクの効いた醤油ベースの「タレ」と、素材そのものの良さを引き立てる「特製塩」の2種類。

「この焼き物には、やはり「明るい農村」のロックが欠かせません」と語る山田さん。ふくよかな芋の風味と、仕込みに使用されている地下水が生み出すすっきりとした喉越しが、鶏の脂を心地よく流し、次の一口へと誘う絶妙なペアリングを見せてくれます。

もも、むね、ハツ、なんこつ、砂肝、かわ、レバー

鳥刺しや焼き物といったメニューに引けを取らない人気を誇るのが「とりめし」です。鶏の旨みが米の一粒一粒までしっかりと染み渡り、食べ応えのある一杯に仕上がっています。もちろん、明るい農村のロックとの相性も抜群です。

霧島の大地が育んだ芋焼酎「明るい農村」と、こだわりの地鶏料理。この土地だからこそ味わえる最高のペアリングを、ぜひ現地で堪能してみてください。一度味わえば、その見事な調和にきっと心まで満たされるはずです。

左:杜氏 山田さん 右:みやま本舗 霧島店 店主 樋脇さん

※本記事の情報は、取材当時のものです。

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