沖永良部酒造株式会社は、昭和４４年７月に設立した島内４蔵元で構成される酒類製造共同瓶詰販売会社です。
奄美黒糖焼酎の特徴を活かし、島内４蔵元が生み出す原酒から試行錯誤を重ね、多種多様にブレンドした奄美黒糖焼酎を製造しています。
４蔵元の１つ德田酒造は、昭和５年に旧知名村・大津勘出身の初代・德田内東（うちひが）氏が、旧知名村・知名で創業したのが始まりです。
戦時中から日本復帰前にかけての物資が不足した時代は、米の代わりとして麹に粟や麦・トウモロコシ・ソテツの実やソテツの幹を粉末にしたものを使用し、二次仕込みには溶かした黒糖のほか、練ったサツマイモや米軍のメリケン粉を溶いてお粥状にしたものを使用していたそうです。令和２年５月に沖永良部酒造株式会社と合併。沖永良部酒造㈱内東蔵（うちひがぐら）となりました。