温泉や緑豊かな竹林などの自然があふれたさつま町で紡ぐ。地域に愛され続ける温もりのある味
鹿児島県の北西部に位置し、周囲を美しい山々に囲まれたさつま町。春には美しい竹林の緑、夏にはホタルが舞う、豊かな自然と温泉に恵まれた情緒あふれる町です。
そんな、穏やかな時間が流れるさつま町で、地元の人や観光客からも愛され続けているのが、1978年に創業したお食事処「嵯峨野」です。お店を構えるのは、宮之城温泉郷からも車で数分ほどの場所。国道からもアクセスしやすく、観光の合間や日常のひとときにも立ち寄りやすい町の中心部に、そっと佇んでいます。
暖簾をくぐると、迎えてくれるのは上牧瀬美香さんと日当瀬弘美さん。息の合った連携で店を切り盛りしています。
もともとは日当瀬さん夫婦で始めた「嵯峨野」。夫の他界後、二人でその大切な場所と、地域に愛されてきた味を引き継いでいます。
店内は、ゆったりとくつろげる座敷やテーブル、接待などにも使える個室まで完備。子ども連れのご家族から団体のお客様まで、誰もが心地よく過ごせる優しい設計になっています。なかでも印象的なのが、座敷から見える小庭です。低めの窓から切り取られたこの庭は、もともと先代が手作りしたもの。今も四季折々の表情で訪れる人を楽しませてくれます。
そんな「嵯峨野」では、お店での焼酎の注文はもちろん、コース料理限定でお気に入りの焼酎を持ち寄ることが可能です。近くに酒屋があるため、そこで焼酎を買い、持参するお客さまも多いとのこと。
みんなで持ち寄ったお酒を並べ、あれこれと飲み比べをしながら美味しい和食料理を楽しむ。この気取らない時間こそが、嵯峨野が多くの人に愛され続ける理由の一つなのかもしれません。
お店の味をさらに引き立てる、
料理と焼酎のおすすめペアリング4選
最初にご紹介するのは、「刺身の盛り合わせ」と「まぐろの酢味噌和え」です。
主役となる魚介は、東シナ海の豊かな恵みを受ける阿久根市で獲れた新鮮そのものの海の幸。ぷりっとした食感と旨味が口いっぱいに広がります。さらに、酢味噌和えにそっと添えられているのは、さつま町特産の筍。阿久根市の海の幸とさつま町の山の幸を、一度に味わえる贅沢な仕立てです。そこに合わせるのは軸屋酒造(さつま町)の「紫尾の露」の水割り。ふくよかな芋の香りとスッキリとした味わいが新鮮な魚の旨味と心地よく溶け合います。
2つ目に紹介するのは美しく盛り付けられた「3種のお寿司」です。丁寧に仕込まれたネタとシャリのバランスが絶妙なお寿司。このお寿司の美味しさをさらに引き立たせる組み合わせが、本格芋焼酎「薩摩のさつま 焼酎/PRIDE」の炭酸割りです。
軸屋酒造で仕込まれたこの焼酎は、さつま町の厳格な認証基準をクリアした地域ブランド「薩摩のさつま」にて販売されている銘酒。甕壺仕込みならではのまろやかな味わいが、お寿司の繊細な旨味にそっと寄り添います。炭酸割りにすることで、口の中をすっきりとさせながらも芋の豊かな余韻が広がり、お寿司の新しい美味しさに出会えます。
3つ目の組み合わせは、鹿児島が誇る「黒豚のしゃぶしゃぶ」です。提供される豚肉は、鹿児島県産のものを使用。小さなお鍋でさっと湯がいていただく黒豚は、柔らかく、上品な脂の甘みが口いっぱいに溶け出します。このしゃぶしゃぶに合わせるのが、小牧醸造(さつま町)の本格芋焼酎「一尚シルバー」の水割りです。
一尚シルバーは、トリュフを思わせる芳醇な香りと、ナッツのようなスモーキーさが特徴的な焼酎。このコクと独特の香りが、黒豚の旨味や脂の美味しさと見事にシンクロ。お互いの美味しさを何倍にも引き立て合うペアリングです。
4つ目のおすすめは、人気メニューの「から揚げ」です。にんにくと醤油をベースにした特製タレで味付けされたから揚げは、外はカリッと香ばしく、中はジューシー。溢れる肉汁と旨味が、お箸を止めさせない嵯峨野自慢の一品です。
このから揚げに合わせるのが、小牧醸造「伊勢吉どん」のお湯割り。
お湯割りにすることで、しっかりとした蒸し芋の香りと、どこか爽やかな柑橘を思わせる香りが混ざり合い、お肉の脂を包み込む大満足の組み合わせです。
人気メニューのから揚げを自宅でも味わえるようにと、冷凍販売も行っています。さらに、さつま町のふるさと納税の返礼品としても購入可能で、遠方の方への贈り物や、自宅への取り寄せにもぴったりです。定番のから揚げとして揚げるのはもちろん、凍ったままオーブンやグリルで香ばしく焼いて食べるのもおすすめ。
受け継がれてきた味と焼酎が織りなすペアリング。 店内の心地よい空間でお腹も心も満たされる、そんな贅沢な時間を過ごしに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
嵯峨野
電話:0996-53-2313
営業時間:11:30~13:30
17:00~20:00
定休日:毎週火曜日、第2月曜日
※本記事の情報は、取材当時のものです。






