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大衆酒場 ほり川(いちき串木野市)

大衆酒場 ほり川(いちき串木野市)

地元で愛されて約17年。串木野の夜を彩る、大衆酒場

鹿児島県内で最も多くの酒蔵が集まる、いちき串木野市。焼酎好きにとっては、聖地とも言えるこの場所に店を構えるのが、「大衆酒場 ほり川」です。JR串木野駅から徒歩10分の商店街中心部に位置し、地元の人たちに長く親しまれているこの店。焼き鳥や唐揚げなどの居酒屋料理から、新鮮な魚を使った刺身まで、焼酎とのペアリングにぴったりな料理を楽しめます。

店を切り盛りするのは、2代目店主の坂下亮太さん。約17年前に母が始めた店を、現在は亮太さんが中心となり経営しています。

店内はこじんまりとしていて、茶色の木目やオレンジの照明が気分を落ち着かせてくれます。テーブルや座敷の他、カウンタ―にも数席。一人でもふらっと立ち寄れる、アットホームな雰囲気です。

最近では、フルーティーな香りが特徴の焼酎を飲む方が増えているそう。

カウンター席の頭上の木棚には、焼酎瓶が並びます。定番の銘柄に加え、地元・串木野の銘柄がずらり。田崎酒造、濵田酒造、白石酒造、大和桜酒造の4蔵が揃っていました。常連の方たちは、それぞれお決まりの銘柄を楽しまれるそうです。旅行などでこの土地に初めて訪れた方なら、まずは飲み比べしたくなりますね。

居酒屋定番メニューから、逸品料理まで。地酒との相性を楽しむ

「どれがおすすめですか?」と尋ねると、「何でも人気ですね」と話す通り、どのメニューもお酒と合わせたくなる逸品ばかり。地元の人が普段使いできる気軽さがありながら、その日に仕入れた魚のお造りや工夫を凝らした創作料理まで楽しめる“メニューの豊富さ”も、長く愛され続ける理由のようです。

坂下さんにおすすめの料理を選んでいただきました。まず登場したのは、お刺身5点盛りです。この日は、カツオのたたきやマダイ、ヒラアジ(この地域では「コッサギ」と呼ばれているそう)、マツダイ、サメガレイが美しく並んでいました。鹿児島の魚だけに限定せず、その日に良いものを仕入れているとのこと。訪れるたびに違う魚に出会えるのもワクワクします。
田崎酒造の「七夕」を水割りで合わせてみましょう。白麹仕込みの「七夕」は、ナッツのような熟成香と甘さの中にシャープな香りが楽しめる芋焼酎です。繊細な魚の味わいと、上品ながら個性的な焼酎の後味がよく合います。

続いては、人気メニューの中でも注文が多いという唐揚げ。一個のサイズが大ぶりで、プリッとした丸みのある形や衣の白さに、揚げたてのおいしさが伝わってきます。
合わせるのは、濵田酒造の「だいやめ~DAIYAME~」です。さっぱりとした飲み口と、ライチのような香りの引き立つ炭酸割りは、揚げ物との相性ぴったり。ジューシーな唐揚げの旨味を爽快に流し込みます!

そして、鹿児島の居酒屋メニューといえば外せないのが鳥刺し。鳥刺しで使用するのは、もちろん鹿児島県産の新鮮な地鶏です。皮はパリッと香ばしく炙られていて、身はもちもちしたクセになる食感がたまりません。薬味のにんにくと生姜をのせていただきます。
こちらには、濵田酒造の「海童」の水割りを合わせます。「海童」は、黒麹特有のふくよかな甘みを持ちながら、すっきりとした後味が評判。どの料理とも合わせやすく、鳥刺しの風味ともしっかり口の中でまとまります。

いちき串木野を代表する銘柄が載ったお湯割りグラスでいただきます

いちき串木野を代表する銘柄が載ったお湯割りグラスでいただきます

最後の一品は、イカの一夜干しです。丸々一匹でも提供しているそうですが、今回は半分サイズをいただきました。こんがりと焼き目のついたイカは、柔らかい食感はそのままに旨味が凝縮されています。一つ、また一つと手が止まらなくなる絶品おつまみメニューです。
田崎酒造の「七夕 黒麹仕込み」のお湯割りと合わせて。芋の香りやコクが引き立ち、芋焼酎の重厚な味わいが楽しめる一杯は、イカとの相性抜群!これぞお酒好きのためのペアリングです。

約17年間、街の景色の移ろいを見つめながら、地域の方たちの至福のひとときを支えてきた「大衆酒場 ほり川」。今回は紹介しきれませんでしたが、「もつ焼き」や「〆の茶そば」など、まだまだ味わってみたいメニューもありました。
「いちき串木野に来たら、やっぱり地元の焼酎を飲んでほしい」と話す坂下さん。心ほどける一杯を求めて、今宵あなたもその扉をたたいてみませんか?

黒じょか
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